このところ急に寒くなってきましたが、皆さんお体の具合はいかがですか?
さて、温かい時期はさほど感じなかった『肩こり』が寒くなると急につらくなることってありませんか?
今日はそんな肩こり対策のお話です。
なぜ夏より寒くなってからの方が肩こりが気になるのか。
主に3つ理由があります。
【1、筋肉が寒さでこわばって血行が悪くなる】
体の熱の約6割もが筋肉で作られると言われてます。
(筋肉質の方が寒さに強い理屈ですね。)
温かい時期に比べて体は寒さに対抗しようとして毛穴を閉じ、代謝を上げて体を守ろうとするんですが、その為に筋肉の緊張がずっと続くようになってしまいます。
【2、特に季節の変わり目に自律神経の乱れが起きやすくなる】
ご存知の方も多いと思いますが自律神経とは、人が意識しなくても体が勝手に体温などの調整をしてくれるという便利なシステムです。
体を活発にさせる『交感神経』と休ませる『副交感神経』とがあって、バランスを取るようにして体を守っています。
このバランスを崩しやすいのは『春』『秋』。
体を寒さに強くするか暑さに強くするかの切り替えが行われる時期です。
自律神経のバランスの乱れは内臓疲労を起こしやすくするんですね。
そうすると以前ご紹介しました『背中の地図』の内臓に関係する場所がうずくような、重だるいようなサインを脳に出します。
下の図が『背中の地図』。
特に『肝臓』『胃腸』そして夏場に負担がかかっていた『心臓』に関係するところが影響受けやすくなります。
つまり主に『肩甲骨』のきわの辺りがこるという訳です。
【3、肩に重い負担がかかりやすくなる】
コートなどこれからの季節に服を着こむと肩に負担がかかります。
ただでさえ『腕(肩甲骨から手の指先まで)』は重たいんです。
それを首から肩を吊り下げている小さな筋肉『肩甲挙筋』にさらに負担がかかってしまうんです。
ちなみにこの型の肩コリは寒い季節でなくてもデスクワークなどで座って腕を使う仕事の方にはおきやすい場所です。
さて、セルフケアの方法です。
【1の場合】
特に首周りを温かくするのが効果的です。
首を前に倒したときに後ろに出っ張る骨=『大椎』という経穴があります。
ここを冷やさない、温めると体全体の保温ができます。
普段からマフラーを巻くとか襟の髙い服を着てここを守るようにすると体がポカポカしてくると思います。
いよいよ本格的に寒くなってきたり風邪をひいたときなんかはここを服の上から『貼るカイロ』をはったりドライヤーの温風で温めると効果が高いですよ。
筋肉以外の場所で体熱を上げるようにすると、筋肉さん(?)は「ああ、頑張りすぎなくても大丈夫かも」と感じて緊張をゆるめてくれますよ(笑)。
【2の場合】
肩甲骨の際、図の『赤』『黄』『緑』の部分をマッサージします。
もちろん自分一人ではなかなか手が届きにくいと思います。
そこでテニスボールを用意します。
仰向けに寝た状態で地べたと体の間にテニスボールを挟みます。
そして肩甲骨の際にテニスボールを合わせて、体重を使ってコリをほぐしていきます。
以前にも記事にしてますので、宜しかったらご参考に。
【3の場合】
肩甲挙筋ってどんな筋肉だと思います?
下の図が肩甲挙筋。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
こんなに細い筋肉が(他の筋肉とも協力してますが)肩甲骨から手の先までの腕の重みを支えています。
人間が4足から2足歩行するようになった時から肩こりの歴史は始まったなんて言いますが、それはこの筋肉の緊張が原因だから。
ここはストレッチをするのが良いとセルフケアの動画などでよく紹介されますが、元々伸ばされて緊張している筋肉にさらにストレッチしてもあまり効果を感じにくい方もいらっしゃいます。
そのうえ体の深いところにあるので、他の筋肉が邪魔してうまく伸ばせなかったりします。
僕のおすすめは4つ足動物になってみる事。
この写真の赤ちゃんなんか、実に良い感じですね。
この姿勢を取ると肩甲挙筋が腕の重みから解放され、そのうえ胸が拡がってすごく気持ちよいと思います。
さらに効果を出したいときは頭を前にがくんと垂れ下げてしまうと良いですね。
以前TVで観たのですが実際4本足生活を何年も続けている方が日本に入るそうです(!)
その方は全く肩こりが無くなったそうですよ。
もちろん皆さんに始終4つ足生活をして下さいとはいいません(笑)。
お家で少しのんびりできる時間にでもお試しするのはいかがでしょうか。
以上、宜しかったらご参考に。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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さて、温かい時期はさほど感じなかった『肩こり』が寒くなると急につらくなることってありませんか?
今日はそんな肩こり対策のお話です。
なぜ夏より寒くなってからの方が肩こりが気になるのか。
主に3つ理由があります。
【1、筋肉が寒さでこわばって血行が悪くなる】
体の熱の約6割もが筋肉で作られると言われてます。
(筋肉質の方が寒さに強い理屈ですね。)
温かい時期に比べて体は寒さに対抗しようとして毛穴を閉じ、代謝を上げて体を守ろうとするんですが、その為に筋肉の緊張がずっと続くようになってしまいます。
【2、特に季節の変わり目に自律神経の乱れが起きやすくなる】
ご存知の方も多いと思いますが自律神経とは、人が意識しなくても体が勝手に体温などの調整をしてくれるという便利なシステムです。
体を活発にさせる『交感神経』と休ませる『副交感神経』とがあって、バランスを取るようにして体を守っています。
このバランスを崩しやすいのは『春』『秋』。
体を寒さに強くするか暑さに強くするかの切り替えが行われる時期です。
自律神経のバランスの乱れは内臓疲労を起こしやすくするんですね。
そうすると以前ご紹介しました『背中の地図』の内臓に関係する場所がうずくような、重だるいようなサインを脳に出します。
下の図が『背中の地図』。
特に『肝臓』『胃腸』そして夏場に負担がかかっていた『心臓』に関係するところが影響受けやすくなります。
つまり主に『肩甲骨』のきわの辺りがこるという訳です。
【3、肩に重い負担がかかりやすくなる】
コートなどこれからの季節に服を着こむと肩に負担がかかります。
ただでさえ『腕(肩甲骨から手の指先まで)』は重たいんです。
それを首から肩を吊り下げている小さな筋肉『肩甲挙筋』にさらに負担がかかってしまうんです。
ちなみにこの型の肩コリは寒い季節でなくてもデスクワークなどで座って腕を使う仕事の方にはおきやすい場所です。
さて、セルフケアの方法です。
【1の場合】
特に首周りを温かくするのが効果的です。
首を前に倒したときに後ろに出っ張る骨=『大椎』という経穴があります。
ここを冷やさない、温めると体全体の保温ができます。
普段からマフラーを巻くとか襟の髙い服を着てここを守るようにすると体がポカポカしてくると思います。
いよいよ本格的に寒くなってきたり風邪をひいたときなんかはここを服の上から『貼るカイロ』をはったりドライヤーの温風で温めると効果が高いですよ。
筋肉以外の場所で体熱を上げるようにすると、筋肉さん(?)は「ああ、頑張りすぎなくても大丈夫かも」と感じて緊張をゆるめてくれますよ(笑)。
【2の場合】
肩甲骨の際、図の『赤』『黄』『緑』の部分をマッサージします。
もちろん自分一人ではなかなか手が届きにくいと思います。
そこでテニスボールを用意します。
仰向けに寝た状態で地べたと体の間にテニスボールを挟みます。
そして肩甲骨の際にテニスボールを合わせて、体重を使ってコリをほぐしていきます。
以前にも記事にしてますので、宜しかったらご参考に。
【3の場合】
肩甲挙筋ってどんな筋肉だと思います?
下の図が肩甲挙筋。
(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より)
こんなに細い筋肉が(他の筋肉とも協力してますが)肩甲骨から手の先までの腕の重みを支えています。
人間が4足から2足歩行するようになった時から肩こりの歴史は始まったなんて言いますが、それはこの筋肉の緊張が原因だから。
ここはストレッチをするのが良いとセルフケアの動画などでよく紹介されますが、元々伸ばされて緊張している筋肉にさらにストレッチしてもあまり効果を感じにくい方もいらっしゃいます。
そのうえ体の深いところにあるので、他の筋肉が邪魔してうまく伸ばせなかったりします。
僕のおすすめは4つ足動物になってみる事。
この写真の赤ちゃんなんか、実に良い感じですね。
この姿勢を取ると肩甲挙筋が腕の重みから解放され、そのうえ胸が拡がってすごく気持ちよいと思います。
さらに効果を出したいときは頭を前にがくんと垂れ下げてしまうと良いですね。
以前TVで観たのですが実際4本足生活を何年も続けている方が日本に入るそうです(!)
その方は全く肩こりが無くなったそうですよ。
もちろん皆さんに始終4つ足生活をして下さいとはいいません(笑)。
お家で少しのんびりできる時間にでもお試しするのはいかがでしょうか。
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