いよいよ9月ですね。
残暑がまだまだ厳しいですが、皆さん体調はいかがですか?
さて毎年夏から秋になる時期や冬から春になる時期に、体調を崩す方が多い気がします。
又、なかなか疲労感が抜けない方も。
もうお解りの方も多いと思いますがこれ、自律神経の乱れが原因のことが多いです。
自律神経とは何か?
ご存知の方も多いとは思いますが一応おさらいしますと・・・
人間の体は放っておいても体が体温を一定にしたり、内臓を働かせてくれたりする働きがあるのですが、これは自律神経のおかげ。
例えるとコンピューターのOSみたいなもんですね。
そして自律神経は日中活動的になる時に優勢になる『交感神経』と夜間に優勢になる『副交感神経』の2種類があります。
うまくバランスが取れれば元気そのものでいられますが、これが季節の変わり目では結構乱れやすい。
交感神経が働き過ぎて夜眠れなくなったり、副交感神経が働き過ぎて日中ずーっと体が重だるかったりする方もいらっしゃいます。
そんなわけで今日は僕が鍼灸マッサージ師の立場から、自律神経調整のセルフケアの方法をお伝えしますね。
【基本的な考え方】
昔から『頭寒足熱』って言われます。
頭が冷えて、脚が温かいのが体の体温のバランスとしては理想的。
その逆は『のぼせ、冷え』ですね。
脳は血液の大半が集まる場所だけにオーバーヒートのような状態になり易い。
(パソコンを使用しているうちに熱くなるのと似てますね。)
つまりのぼせやすいんです。
日中はもちろんそうですが、夜寝てる時にも最近は脳から熱が逃げにくくなってます。
というのも夜間クーラーで手足まで冷えるから。
脳に溜まった熱(深部体温)は、睡眠中に手のひらや足の裏、体の表面から逃げていくんですが、手や足が冷たいと熱が逃げずにこもったままになってしまいます。
だから朝起きてもなんとなく頭がぼーっとしたまんま、ひどい方だとめまいがするなんて事も多い。
・・・というわけで夏から秋にかけての疲労感の多くは脳疲労の事が多いです。
そして脳の疲労は自律神経の働きの乱れを起こし、体からも疲労感が抜けないという訳です。
話を戻しますが、自律神経のセルフケアのポイントは『頭寒足熱』の状態に体をどうすればもっていけるのかという事になります。
【セルフケアの仕方】
1、お風呂を利用する
昔僕の弟が夜勤の仕事で体調を崩したとき、真っ先にお医者様から勧められた自律神経の調整法が入浴でした。
シャワーだけで済ます方が多いですが、お風呂は浸かった方が体の為には良いです。
寝る前に、あまり熱くないお湯にゆっくり浸かるのが効果的。
半身浴でおへそから下だけ浸かるのも良いですね。
(その場合、浴槽の外の温度も寒くないように調整して下さいね。)
こうして寝ている間に手足から熱が逃げやすくするわけです。
2、頭を冷やす
寝る時に水枕で頭をひやすのも効果的です。
(これは脳梗塞やパーキンソン症状の患者さんにもおすすめして効果的だった方法です。)
今頃は真夏程熱くないので枕カバーをタオルで包むなどして、心地よく感じられる冷たさに調整して使います。
又、日中も可能であればおでこや首筋を市販の冷却ヘアバンド、冷却スカーフなどで冷やすのも良いです。
3、姿勢を良くする
自律神経は脊椎の両側を通っています。
背中が丸くなったりゆがむと、筋肉が緊張して神経を圧迫したり血行が悪くなることで神経の伝達に支障をきたします。
お仕事の関係で前かがみになりっぱなしの方も多いようですが、ぜひ休憩中に軽く体操するなどして背筋を伸ばすようにして見て下さいね。
4、背中のマッサージ
自律神経は脊椎両側を通っています。
ですから、脊椎の左右の際をマッサージでほぐすと筋肉の緊張が解けて自律神経の働きも正常になります。
もしご家族に頼めるようでしたら背骨の際をマッサージしてもらうと気持ちよく体調が整うと思います。
(実はマッサージ師の立場から脊椎際のマッサージは強くお勧めしたいんですが、正直どうしてもお一人でここをほぐす方法を思いつきませんでした。
皆さん良い方法があればシェアして頂けるとありがたいです。)
5、頭のてっぺんの指圧
頭頂部には『百会』というツボ(=経穴)があります。
ここは自律神経を整えるのに効果的と言われてます。
気が付いたときにゆっくり深呼吸しながら指圧したり、市販の『やけどにならないお灸』などすると良いですね。
6、丹田呼吸をする
1分間1呼吸と言うのを以前ご紹介しました。
これは自律神経を整えるのにも効果的です。
1日30分するのが理想ですが、無理でしたら気が付いたときに何回でも良いので20秒息を吸って20秒停めて20秒かけて息を吐く・・・をしてみます。
7、成るべく睡眠時間をしっかり取る。
介護施設や病院などで働かれている方は夜勤の時もありますよね。
その場合なかなか決まった時間に寝るのは難しいかもしれません。
せめて睡眠時間だけでも6時間以上、意識して充分とるようにしてくださいね。
以上、宜しかったらご参考に。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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さて毎年夏から秋になる時期や冬から春になる時期に、体調を崩す方が多い気がします。
又、なかなか疲労感が抜けない方も。
もうお解りの方も多いと思いますがこれ、自律神経の乱れが原因のことが多いです。
自律神経とは何か?
ご存知の方も多いとは思いますが一応おさらいしますと・・・
人間の体は放っておいても体が体温を一定にしたり、内臓を働かせてくれたりする働きがあるのですが、これは自律神経のおかげ。
例えるとコンピューターのOSみたいなもんですね。
そして自律神経は日中活動的になる時に優勢になる『交感神経』と夜間に優勢になる『副交感神経』の2種類があります。
うまくバランスが取れれば元気そのものでいられますが、これが季節の変わり目では結構乱れやすい。
交感神経が働き過ぎて夜眠れなくなったり、副交感神経が働き過ぎて日中ずーっと体が重だるかったりする方もいらっしゃいます。
そんなわけで今日は僕が鍼灸マッサージ師の立場から、自律神経調整のセルフケアの方法をお伝えしますね。
【基本的な考え方】
昔から『頭寒足熱』って言われます。
頭が冷えて、脚が温かいのが体の体温のバランスとしては理想的。
その逆は『のぼせ、冷え』ですね。
脳は血液の大半が集まる場所だけにオーバーヒートのような状態になり易い。
(パソコンを使用しているうちに熱くなるのと似てますね。)
つまりのぼせやすいんです。
日中はもちろんそうですが、夜寝てる時にも最近は脳から熱が逃げにくくなってます。
というのも夜間クーラーで手足まで冷えるから。
脳に溜まった熱(深部体温)は、睡眠中に手のひらや足の裏、体の表面から逃げていくんですが、手や足が冷たいと熱が逃げずにこもったままになってしまいます。
だから朝起きてもなんとなく頭がぼーっとしたまんま、ひどい方だとめまいがするなんて事も多い。
・・・というわけで夏から秋にかけての疲労感の多くは脳疲労の事が多いです。
そして脳の疲労は自律神経の働きの乱れを起こし、体からも疲労感が抜けないという訳です。
話を戻しますが、自律神経のセルフケアのポイントは『頭寒足熱』の状態に体をどうすればもっていけるのかという事になります。
【セルフケアの仕方】
1、お風呂を利用する
昔僕の弟が夜勤の仕事で体調を崩したとき、真っ先にお医者様から勧められた自律神経の調整法が入浴でした。
シャワーだけで済ます方が多いですが、お風呂は浸かった方が体の為には良いです。
寝る前に、あまり熱くないお湯にゆっくり浸かるのが効果的。
半身浴でおへそから下だけ浸かるのも良いですね。
(その場合、浴槽の外の温度も寒くないように調整して下さいね。)
こうして寝ている間に手足から熱が逃げやすくするわけです。
2、頭を冷やす
寝る時に水枕で頭をひやすのも効果的です。
(これは脳梗塞やパーキンソン症状の患者さんにもおすすめして効果的だった方法です。)
今頃は真夏程熱くないので枕カバーをタオルで包むなどして、心地よく感じられる冷たさに調整して使います。
又、日中も可能であればおでこや首筋を市販の冷却ヘアバンド、冷却スカーフなどで冷やすのも良いです。
3、姿勢を良くする
自律神経は脊椎の両側を通っています。
背中が丸くなったりゆがむと、筋肉が緊張して神経を圧迫したり血行が悪くなることで神経の伝達に支障をきたします。
お仕事の関係で前かがみになりっぱなしの方も多いようですが、ぜひ休憩中に軽く体操するなどして背筋を伸ばすようにして見て下さいね。
4、背中のマッサージ
自律神経は脊椎両側を通っています。
ですから、脊椎の左右の際をマッサージでほぐすと筋肉の緊張が解けて自律神経の働きも正常になります。
もしご家族に頼めるようでしたら背骨の際をマッサージしてもらうと気持ちよく体調が整うと思います。
(実はマッサージ師の立場から脊椎際のマッサージは強くお勧めしたいんですが、正直どうしてもお一人でここをほぐす方法を思いつきませんでした。
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5、頭のてっぺんの指圧
頭頂部には『百会』というツボ(=経穴)があります。
ここは自律神経を整えるのに効果的と言われてます。
気が付いたときにゆっくり深呼吸しながら指圧したり、市販の『やけどにならないお灸』などすると良いですね。
6、丹田呼吸をする
1分間1呼吸と言うのを以前ご紹介しました。
これは自律神経を整えるのにも効果的です。
1日30分するのが理想ですが、無理でしたら気が付いたときに何回でも良いので20秒息を吸って20秒停めて20秒かけて息を吐く・・・をしてみます。
7、成るべく睡眠時間をしっかり取る。
介護施設や病院などで働かれている方は夜勤の時もありますよね。
その場合なかなか決まった時間に寝るのは難しいかもしれません。
せめて睡眠時間だけでも6時間以上、意識して充分とるようにしてくださいね。
以上、宜しかったらご参考に。
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